愈々、開山堂の修復工事が始まります

当山は、1906年(明治39年)に創建された臨済宗天龍寺派の寺院ですが、建設以来大きな修理は行われていない開山堂を中心に、本堂の一部及び山門の修復工事を行います。
今回の工事は、「開山龍淵禅師・二世台岳禅師百年遠諱記念事業」として実施され、完工は龍淵、台岳両禅師が遷化され百年を迎える4年後の平成29年9月の予定です。その間皆様には大変ご迷惑、ご不便をおかけしますが、なにとぞご理解いただきたいと存じます。

この度の修復工事起工に先立ち、平成25年10月31日午前11時より、本堂において事業圓成と工事安全を祈願して法要を開催いたしました。

当日の布引山は、澄み切った空の秋日和となり、まるで本事業の無事圓成を見通すかのようでした。法要の終わりには元勝和尚によって「開山堂山門屋根大改修祈禱諷経回向文」が音吐朗々と読み上げられ、法要は厳かに締められました。

嘗ては、阪神大震災時に頂上が折れたとはいえ、今も毅然として聳え立つ宝珠を頭上に観ながら開山堂にも入堂して勤行を行いました。着工になれば、この美しい堂屋もしばらく見納めかと少し寂しさも感じますが、それ以上に修復後の再生した開山堂の姿に寄せる強い思いが膨らむ一日でもありました。

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