平成26年4月7日(月)午前10時、釈迦の誕生日に催される「灌仏会」(花まつり)が執り行われました。本来は8日ですが1日繰り上げて開催されました。
本堂正面に「花御堂」を作り誕生仏を安置する。花御堂の屋根は境内に咲いた赤、白、ピンクの鮮やかな椿の花弁で飾られる。堂の中に浴仏盆を備え、そこに右手を高く上げた釈迦像を置き、竹の柄杓を使って甘茶を注ぎかける。
甘茶をかけるのは、釈迦が生まれた時,八大龍王が喜んで甘露の雨を降らせて産湯をさせたという伝説にもとる。
毎年この日は、「空心会」(写経会)の方々が多数参加・参詣され、灌仏会に引き続き月例の写経会も行われました。
満開の桜や雑沓する町並みを逃れ、ここ圓山を訪れると静けさが漂い、どこか人の心を癒してくれるものがある。特別に変わっているわけでもない。けれども肌にそう受け止められる。落ち着きと静けさ、安らかさとが、般若心経の文字を伝わって感じられてくるのである。