皆様如何お過ごしでしょうか。今年も残念ながらコロナ下の盂蘭盆を迎えることになりました。
8月6日(金曜日)午前10時より恒例の『山門施餓鬼会』を執り行いました。国内は依然として新型コロナウイルス感染が爆発的に拡大する中で、参列者も例年の半数以下と少なかったが無事に終えることができました。
当日は晴天に恵まれ、炎天に強い声で鳴くミンミン蝉が、和尚達の諷経をまるで掻き消すかの如く鳴き盛り、一瞬今年の秋の訪れが早まるのかなと大変印象的でした。
この日8月6日は広島「原爆の日」に当たります。被爆76年のこの朝、広島は高齢の被爆者や遺族らによって死没者へ鎮魂の祈りがささげられました。
この世に生きる私達は自分だけの幸せを願うだけでなく、先の阪神大震災やこの度のコロナ禍で犠牲となった人々など大勢の御霊を祈り供養することによって、改めて命の大切さや日常の尊さを知る機会となったのではないでしょうか。